畑をぬけるとそこには・・・
神長官守矢資料館を見たついでに、資料館の周囲を散歩していると、気になる看板を見つけました。
むむむ・・・?空飛ぶ泥舟?
泥舟・・・?
泥舟が空を飛ぶ?
ドローンが空を飛んでいるのはよく見るようになった世の中。
たぶん一番空とは縁のない、むしろ海を渡るという本来の役割すら果たせなさそうな泥舟が空を飛ぶとはこれ如何に!?
色々な妄想が一瞬で頭を駆け巡り、早速行ってみることに!
ジブリさながらの風景が飛び込んできました。
矢印の方向に向かって歩くことおよそ2分。
お墓、畑を抜けた先に目にしたのは、まるでジブリの世界に迷い込んだかのようなファンシーな建物たち。
何がすごいって、ここ別に資料館でも、テーマパークでもないんです!畑の真ん中なんです!野菜とか普通に植えてあるんです!
隣には、地元の方々のお墓とかもあり、ほとんど人通りのないところなんです。
すぐ近くには高床式倉庫風の建物や
竪穴住宅みたいメタリックな小屋まであります。
よく見ると壁は炭っぽいものでできています。
多分この竪穴式住居は、屋根がスライドします。
さすがに勝手に開ける勇気はなかったのでそのままですが・・・
これ茶室なんです。
後で調べたところ、この3つのジブリっぽい建物は、茶室だそうです。
神長官守矢資料館を設計した茅野市出身藤森照信さんの作品で、同氏が元首相細川護熙さんの茶室を設計した際に、自分の茶室もほしくなって設計したとか。
作品名は、上から「空飛ぶ泥舟」「高過庵(たかすぎあん)」「低過庵(ひくすぎあん)」。
元々、空飛ぶ泥舟と高過庵だけだったようですが、2017年に低過庵も建築されたようです。
なんと!高過庵はアメリカのタイム誌にも掲載されているんです。
ネットで調べてみるとなんでも世界で最も危険な建物ランキングトップ10に選ばれているらしい。
ちなみに一位はピサの斜塔。ヨーロッパの伝統的な建築物が顔を連ねる中堂々のランクインです!
確かに空を飛んでいるようにも見える・・・
目を細めて柱と泥舟を繋いでいる紐を見ない様にさえすれば・・・(笑)
残念ながら入室はできません。
ネットの情報によると入室できるのは年に一回の公開日だけの様子。
どこにも情報がなかったので、いつなのかはわかりません・・・
しかし外から眺めるだけでも、非常に満足なフォトジェニックスポットです!
次の週末ぜひ出かけてみてください!
長野県諏訪市中洲1356(Googleマップで見る)
時期:一年中(内部の公開日は年一回)
料金:無料
所要時間:10分